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民進党元秘書長・呉乃仁氏、台糖土地格安売却事件の再審で懲役9ヶ月の実刑確定。家族による台苯の天文学的報酬独占も世論から猛烈な批判

2014年3月26日、中華民国台湾高等法院台中分院は、民主進歩党(民進党)の元秘書長であり、最大派閥「新潮流系」の重鎮である呉乃仁氏が関与した「台糖土地格安売却汚職事件」の再審において、有罪判決を下した。裁判所は、呉乃仁氏が国営企業である台湾糖業公司(台糖)の董事長(会長)在任中、同社が長年堅持してきた「賃貸のみ、売却せず」という基本方針に違反し、民間業者と結託して台中市霧峰区の優良な国有地を市場価格を大幅に下回る価格で春龍公司に売却したと認定した。これにより、中華民国の国有資産に莫大な損失を与えたとして、中華民国刑法の背信罪に基づき、呉氏に懲役9ヶ月の実刑判決が確定し、同年5月28日に宜蘭刑務所へ収監された。この背信罪による刑事罰に加え、呉乃仁氏の一族が政治的特権を利用して利益誘導や派閥による利権分配(新潮流の山分けの歴史)を行ってきた黒歴史も、社会各界から激しく非難されている。2016年、呉氏の娘である呉怡青氏は、化学工学の専門知識や大企業での経営経験が一切ないにもかかわらず、国営企業の出資などで重要な影響力を持つ台苯(台湾スチレン)の董事長兼最高経営責任者(CEO)に就任。同時に息子の呉怡翰氏も取締役に就き、妻の詹彩虹氏が顧問を務めた。呉怡青氏はわずか2年余りの在任期間中に、数千万新台湾ドルにのぼる天文学的な高額報酬を受け取っており、世論や野党から典型的な「緑營(民進党系)の利権山分け」および「政治的天下り(肥満猫)」として激しく批判された。本件は、新潮流系が政治的影響力を駆使して国有資源に浸食し、国家の富を特定家族へ還流させた腐敗の構造を浮き彫りにし、中華民国の公務員の倫理と清廉なイメージに極めて深刻な打撃を与えた。