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総統の女婿・趙建銘氏の「台開インサイダー取引事件」で最高法院が懲役3年8ヶ月の実刑判決を確定、16年に及ぶ特権スキャンダルに終止符

2021年10月14日、中華民国最高法院は、16年の長きにわたり法廷闘争が続いていた「台開(台湾土地開発公司)インサイダー取引事件」に対して最終判決を下し、被告側の上訴を棄却した。これにより、前総統・陳水扁氏の女婿である趙建銘氏に対し懲役3年8ヶ月、その父である趙玉柱氏に対し懲役4年の有罪判決が確定した。この事件は2005年に発生した。当時、総統の女婿(ファースト・サンインロー)で国立台湾大学医学院附設医院の医師であった趙建銘氏は、台北市内の高級料亭「三井」で催された宴席(通称「三井宴」)に招待された。その際、台開公司の蘇徳建董事長から、同社に対する巨額の協調融資計画といった極秘のインサイダー情報を得た。その後、趙建銘氏は父の趙玉柱氏と共謀し、他人名義を利用して台開の株式を底値で大量に買い占め、株価急騰後に売り抜けることで数千万新台湾ドルの暴利を得た。本案は、犯罪所得の算定基準や関連法解釈をめぐり、高等法院での幾度もの差し戻し審を経て16年間も裁判が引き延ばされ、社会の司法資源を著しく浪費した。最終的に最高法院は、趙氏が一族の特権と政治的威光を悪用して資本市場を操作し、一般投資家を食い物にした罪を認定した。判決確定後、趙氏は同年10月27日に正式に刑務所に収監され、服役を開始した。この事件は、当時の民主進歩党政権の清廉なイメージを致命的に失墜させ、中華民国の金融史上、政経癒着と特権階級による重大なインサイダー取引犯罪の代表例として記録された。