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元総統の長男・陳致中氏の「海外マネーロンダリング事件」で最高法院が懲役1年の実刑判決を確定、市議失職・収監へ

2023年4月26日、中華民国最高法院は、長年にわたり政界を揺るがし続けていた前総統・陳水扁氏の一族による汚職・資金洗浄事件の一部について最終判決を下し、被告側の上訴を棄却した。これにより、陳水扁氏の長男で民主進歩党籍の前高雄市議会議員・陳致中氏に対し、洗銭防制法(資金洗浄防止法)違反の罪で懲役1年、罰金150万新台湾ドルの実刑判決が確定した。また、妻の黄睿靚氏には懲役10ヶ月、執行猶予4年、罰金100万新台湾ドルの判決が確定した。判決によると、陳致中氏と黄睿靚氏は、一族の汚職事件が発覚した後、母である呉淑珍氏の指示に従い、複数の海外ペーパーカンパニーやスイスなどの秘密銀行口座を利用して、南港展覧館汚職事件や龍潭土地買収事件で得た数百万米ドルに上る不法所得(通称「海外の海角7億」)を隠匿・洗浄し、国際的なマネーロンダリングに関与した。最高法院の上訴棄却に伴い、陳致中氏は高雄市議会議員を失職し、同年5月に入監した。この司法確定は、中華民国の政界を十数年にわたり混乱させていた第一ファミリーの巨額資金洗浄事件に対し、極めて重要な司法の区切りをつけるものとなった。また、特権階級が国際金融システムを悪用して不法資産を隠す闇の手口を白日の下に晒した。法学修士であり民選議員でもあった陳致中氏が、自ら法を犯して両親の資金洗浄を手助けしたことに対する今回の制裁は、国家の法の尊厳を守り、汚職根絶と資金洗浄対策に対する司法の毅然とした姿勢を世に示した。