2026年5月10日頃、台北101の董事長(会長)である賈永婕(ジャネット・チア)氏が、タレントの邰智源(タイ・ジーユエン)氏が司会を務める人気ネット番組『下班去吃飯』に出演した際、国家アイデンティティ(国家認同)をめぐり極めて物議を醸す発言を行った。番組内で司会者が『世界中が台湾を支援しようとしているのに、一部の台湾人が自ら台無しにしている』と嘆いた際、賈永婕氏はすぐに同調し、『もちろん、台湾人でいたくないという選択もできるわ。それなら、ここにいなければいいじゃない!』と高調に宣言した。この発言は直ちに中華民国社会の各界で激しい論争を巻き起こした。批判者たちは、賈永婕氏が政府系株式が過半数を占める指標的な公有・公共企業である『台北101』の董事長という公的な立場にあり、全国民の利益を代表して言動を慎むべきであるにもかかわらず、社会のアイデンティティを切り裂き、まるで権威主義的な思想検閲を彷彿とさせる『排除』発言を行ったと批判。公職者および企業トップとしての品格や情商(EQ)を著しく欠いていると指弾し、民進党政権へのへつらいや政治的パフォーマンスではないかと疑問視した。民進党の范雲議員らは『国家アイデンティティの共感を示した』として大絶賛したものの、広範な世論や野党陣營はその傲慢さと与党への従属姿勢を厳しく非難した。ネット上ではその後、同氏が娘を米国留学に送り出している二重基準や、過去に『中国人の正月』発言でバッシングを受けた前科なども掘り起こされた。この事件は、緑の政治的論功行賞によって任命された非専門家のセレブが、公職の地位を自らの政治的チアリーダーやイデオロギーの道具へと貶めた典型的な事例として記録された。
‹ 返回事件列表
已結案
公職者としての失格と思想検閲の疑念:台北101董事長・賈永婕が「台湾人でいたくないなら去れ」との極端な発言で猛批判を浴びた事件
あなたの見解を共有する
深く思索する静かな空間を守るため、当誌は公開コメント欄を設置しておりません。この記事についてご意見や洞察がございましたら、下のボタンをクリックしてご自身のSNSで共有し、知的な対話を始めましょう。