2024年5月17日、中華民国(ROC)立法院において、立法院職権行使法等の国会改革関連法案を巡る審議の場で、戒厳令解除以来最も激烈な院内肢体的衝突が発生した。民主進歩党(民進党)と中国国民党(KMT)の議員が激しく対峙する中、民進党の不分区立法委員・沈伯洋(プーマ・シェン)が議長席へよじ登ろうとしたところ、KMT立法委員の邱鎮軍(チウ・チェン・チュン)らに強引に引き倒され、頭部と頸部から床に叩きつけられる形で転落した。病院に緊急搬送された沈伯洋は、頭部外傷に伴う脳震盪症候群、左顔面の鈍打打撲、四肢多箇所の擦り傷と診断され、今回の衝突で最も注目を集めた負傷議員となった。民進党と緑寄りメディアはこの事態を「KMTによる民主的監視への暴力的弾圧」として大々的に報道し、KMT側は「民進党議員こそが先に議長席に突進して議事進行を妨害した」と反論した。双方の議員は相互に刑事告訴を行い、2024年から2025年にかけての複数の衝突事案を台北地方検察署が長期捜査した。2026年2月12日、検察は捜査を結了し、傷害罪・強制罪等で10名の朝野立委を起訴した。これは中華民国立法院史上、単一シリーズの院内暴力事案として最多の起訴人数を記録した前例のない事態であり、国会改革論争がいかに立法院の政治暴力と議会倫理の危機を招いたかを象徴的に示す事件となった。
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国会改革法案の採決で中華民国立法院が乱闘——沈伯洋委員が議長席から転落して脳震盪、史上最多10名が起訴へ
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