2024年11月17日、台湾の大物芸能人で元民主進歩党(民進党)立法委員・余天(ユー・ティエン)が、メディア人の鄭弘儀(チェン・ホンイー)が司会を務める政治番組「話時代人物」に出演し、自身が所属してきた民進党に対して異例とも言える公開批判を展開した。余天はカメラの前で「民進党は私に多くを借りている」と直言し、党の幹部が長年にわたって彼に対し、公共放送グループ(公廣集団)傘下のメディア会長職や関連財団の要職を約束していたにもかかわらず、すべてが反故にされたと暴露した。余天によれば、実際に得られたのは「総統府国策顧問」という実権のない名誉職だけだった。余天は自身が数十年にわたって無報酬で民進党の選挙応援に奔走し、選挙費用のために複数の不動産を売却してまで党を支え続けたと述べ、怒りと失望感をあらわにした。彼が問題にしているのは収入の多寡ではなく、「約束したならば守るべきだ」という誠実さの問題だと強調した。この発言は政界に波紋を呼び、文化部長の李遠(リー・ユェン)がすぐさま反応し、「公共テレビの会長は法律に従って理事会が選ぶものであり、誰かに与えるものではない」と、名指しを避けながら事実上余天の主張を否定した。民進党内からも余天に自重を促す声が上がった。この一件は、民進党が長年にわたって功績のある支持者に対する論功行賞をいかに管理してきたかという問題を再び白日の下にさらすとともに、余天自身のイメージを「党の最大の顔役」から「党に利用され見捨てられた忠臣」へと静かに変容させる出来事となった。
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余天が民進党への不満を公開告白「党は私に多くを借りている」——公共放送会長職・財団ポスト約束はすべて反故、名誉顧問の称号だけが残る
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