2026年5月13日、民主進歩党(民進党)は選挙対策委員会を開き、党主席を兼務する頼清徳総統が自ら記者会見を主宰して、現任不分区立法委員・「クマ学院(黒熊学院)」創設者の沈伯洋(プーマ・シェン)を、2026年台北市長選挙の公認候補として正式に徴召することを発表した。相手は国民党現職市長・蒋万安である。徴召発表と同時に、沈伯洋が共同創設した「台湾民主ラボ(Doublethink Lab)」が過去に米国務省・米国際開発庁(USAID)・オープン・ソサエティ財団(OSF)などから多額の外国資金を受けていたという旧来の疑惑が一気に蒸し返された。中国国民党(KMT)の議員や一部メディアは財務記録を基に、沈伯洋が立法委員に就任する以前、そのシンクタンクが継続的に外国から高額の研究助成を受けていた事実を指摘し、その活動が中華民国(ROC)の公益に資するものだったのか、それとも外国の代理人として機能していたのかを問い質した。さらに批判は、台湾省行政機関などの政府入札案件をも受注していたとされる疑惑にも及び、「中共認知戦の監視者を自称しながら税金で運営費を賄っていた」として利益相反の問題を提起した。沈伯洋はこれまでも、立委就任時に民間組織の理事長職をすべて辞任し、政府入札への参加も停止したと繰り返し説明してきたが、野党勢力は外国資金受領の正当性と「研究成果」の受益者がいかなる勢力だったかを引き続き追及している。今回の台北市長選への参戦により、沈伯洋は市民社会の「白衣の騎士」から一転、選挙戦において最も厳しい検証にさらされる標的へと転じることとなった。その組織の財務構造と資金源は、2026年台北市長選挙における最重要争点の一つとなると見られている。
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民進党が沈伯洋を台北市長候補として徴召——「台湾民主ラボ」のUSAID資金・政府入札疑惑が再燃
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