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沈伯洋・台北市長選挙で有罪前大統領・陳水扁の応援演説を受ける——黄仁勳「超訳」論争も重なり選戦ダブルスキャンダル

2026年5月28日、民主進歩党(民進党)台北市長候補の沈伯洋(プーマ・シェン)が前総統・陳水扁と同席し、陳水扁が「沈伯洋には自分以来の民進党系台北市長になってほしい」と公開支持を表明した。この共演は即座に中国国民党(KMT)と台湾民衆党(TPP)の激しい批判を招いた。KMT台北市議員・張斯綱(チャン・スゥーカン)らは、陳水扁は横領・収賄の有罪判決を受けた受刑者であり、「病保釈外出」の名目で釈放されているにすぎないと指摘し、そのような法的身分の人物が選挙応援に公然と介入することは道義的にも法的にも問題があると批判した。「廉潔な政治」を掲げる民進党が腐敗で有罪となった元総統を最有力の選挙応援団として重用することは、著しいダブルスタンダードだという批判が噴出した。これと並行して、沈伯洋は別の論争でも窮地に立たされた。NVIDIA最高経営責任者(CEO)の黄仁勳(ジェンスン・フアン)が訪台中に「AIの発展には台湾が電力と電気をもっと供給する必要がある」と公言したのに対し、沈伯洋は「黄仁勳が言う『energy(エネルギー)』は広義の供給インフラの話であり、『electricity(電気)』の不足とは別問題だ」と解釈し、民進党の脱原発・再生可能エネルギー政策への批判を回避しようとした。しかし黄仁勳がその後「私たちはもっと多くのelectricityが必要だ」と改めて明言したことで、KMT立法委員の王鴻薇やYouTuberの「Cheap」らが黄の発言を直接引用して沈伯洋の「超訳」を論破。「学術的な言い回しで政策責任を煙に巻く」として「伯洋体」と揶揄されるレトリックの典型例と批判され、市民社会研究者から選挙政治家へと転身した沈伯洋の最大の弱点が改めて浮き彫りとなった。