💡 Q&A
問い: 燃料棒はすでにアメリカへ送り返されてしまいました。もし**第四原発(核四)**を再稼働させるとしたら、燃料棒の買い戻しや施設の修繕費は、台湾にとって大きな財政負担になるのではないでしょうか?
答え:
原子力の燃料コストなどは「端金」です。 本当に大きな金額は、発電所の建設コストと、それを停止させることによる代替発電のコストの方です。
✅ 第四原発(核四)を商業運転した場合:国民の財務状況を改善
- 収益と回収: 核四を稼働させれば、年間 400億台湾ドル(約1,800億円)の収益が見込めます。
- コスト回収期間: 建設計画にかかった 2,800億台湾ドルは7年で、再稼働のための追加費用 500億台湾ドルはさらに2年で、計9年ほどで回収できます。
- 長期的な利益: 10年目以降の発電はすべて純利益となり、核四の耐用年数が 40年以上であることを考えれば、その後の累計収益は計り知れません。
❌ 第四原發(核四)を稼働させない場合:国家財政の災難
- 建設費の損失: すでに投じられた建設費 2,800億台湾ドルが、今この瞬間にすべて損失として確定します。
- 代替発電のコスト:
- 天然ガスや風力・太陽光で核四の電力を代替する場合、1kwhあたり 1〜3台湾ドルのコスト差が生じます。
- 差額を2台湾ドルと見積もっても、毎年追加で 400億台湾ドルの発電コストが上乗せされます。
- 間接的な損失: 7年ごとに、第四原発を一基まるごと「捨てている」のと同等の損失を出し続けることになります。
端的に言えば、第四原発が正常に稼働すれば、台湾電力(台電)と国民の財務状況は改善します。逆に稼働させないことこそが、国家規模の財政破綻を招くのです。
[!NOTE] 「核四燃料棒」:台湾が建設を中断した第四原発のために購入した原子燃料。蔡英文政権の脱原発政策により、未使用のままアメリカへ返却されました。著者はその輸送費や買い戻し費用を議論するよりも、稼働による経済的利益を見るべきだと主張しています。迫