7月1日新制度スタート:交通、食安、両岸、労働、司法など計24項目の改革、権利を守るために知っておくべきこと!

毎年7月になると、多くの新しい法律や制度が施行されます。今年も7月1日(今週金曜日)から、多岐にわたる新規定がスタートします。その多くは市民生活に密接に関係しており、交通、食安、両岸、司法、台北市、郵便、金門地区などの範囲に及びます。各新制度のまとめは以下の通りです。

🚗 交通分野(計5項目)

  1. 高鐵(台湾新幹線)のダイヤ改正: 南港駅の開業に伴う改正。週 969 便から 943 便に減便される一方、直達車(快速)は週 252 便から 292 便に増便。南港駅・左営駅の始発時間は 6 時 30 分から 6 時 15 分に繰り上げ。
  2. 電動自転車のヘルメット着用: 電動自転車(ペダル付き原動機付自転車等を含む)の乗車時には、バイク用または自転車用ヘルメットの着用が義務付けられます。違反しても現時点では罰則はありませんが、事故発生時の過失責任を問われることになります。法改正を経て来年から罰金刑が導入される予定です。
  3. バイクのタイヤ溝検査: バイクのタイヤ溝の深さが検査項目に導入されます。原付および一般重型バイク(250cc未満)のナンバー取得、または車齢5年以上の移転登録時の臨時検査、および250cc以上の大型重型バイクの定検において、溝の深さが 0.8mm 未満であってはなりません。改善されない場合は移転登録やナンバー取得ができず、最悪の場合はナンバープレートが没収されます。
  4. 電動自転車の合格標識: 型式安全審認に合格した電動補助自転車および電動自転車は、車体後方の見やすい位置に、新しい拡大版の合格標識を貼付または懸架しなければなりません。
  5. タイヤ空気圧監視システム(TPMS): 新しく出荷される乗用車および小型貨物車には、規定に適合した TPMS の取り付けが義務付けられます。検査に合格し、証明書を取得しなければナンバー取得ができません。

🍽️ 食品安全分野(計4項目)

  1. 食塩へのフッ素添加許可: 新しく生産される1kg以下の家庭用小袋塩にフッ素の添加が認められます。限度は1kgあたり200ppm以下。「フッ素塩(氟鹽)」等の名称を明記し、パッケージには「フッ素錠剤を併用する場合は歯科医の意見を仰ぐこと」等の警告を表示しなければなりません。
  2. アロエ素(アロイン)の制限と警告表示: 新しく生産されるアロエ含有食品は、検査でアロイン含有量が 0.1ppm 未満であることが証明されない限り、「妊婦や子供の食用は推奨しない」等の警告表示が義務付けられます。
  3. 特殊食品の標示: 新しく生産される粉ミルクや患者用の流動食等において、飽和脂肪、トランス脂肪、糖分の表示が義務化されます。また「本品は特殊疾患用食品であり、一般人の食用には適さず、医師または管理栄養士の指導下で使用すること」等の警告表示も必要です。
  4. 卵の「アニマルウェルフェア(動物愛護)」標示: 市販の卵が農委会の定義する「友善生產系統(優しい生産システム)」に適合する場合、その飼育方式(エンリッチドケージ、床飼い、放牧)の標示が義務付けられます。

🧑‍🔧 労働分野(計2項目)

  1. 労保(労働保険)救済ローンの金利引き下げ: 2014年以降の申請者は 1.635% から 1.495% に。2014年以前の滞納分も 2.885% から 2.745% に引き下げられます。
  2. 家庭介護者の雇用主向け講習: 家庭用介護ヘルパーや家政婦を新しく雇用する主人は、まず法規や外国人労働者の権利に関する 1時間の講習課程 を受講しなければなりません。受講しなければ雇用許可が下りません(三親等内の親族等による代理受講も可能です)。

📬 郵便分野(計2項目)

  1. 郵便局の営業時間変更: 全台1,137箇所の郵便局の営業開始時間が、午前8時から午前 8時30分 に変更されます。
  2. 対日保冷国際スピード郵便(EMS)の停止: 日本向け冷蔵国際スピード郵便の取り扱いが停止されます。

🌏 両岸(中台交流)分野(計1項目)

  • 中国(大陸)の観光客が金門・馬祖で観光のアライバルビザ(落地簽證)を申請する際、帰路の乗船券の提示が不要 となり、手続きがスムーズになります。

⚖️ 司法分野(計1項目)

  • 刑法「没収新制度」の施行: 「没収」に独立した法的効果を持たせ、没収範囲を拡大。自然人、法人、第三者を問わず、悪意または犯罪によって得られた利益はすべて没収可能となります。

🏙️ 台北市地区(計8項目)

  1. メトロ(台北捷運)南港駅の終電延長: 高鐵南港駅の開業に合わせ、メトロ南港駅から頂埔方面への最終列車が午前0時から午前 0時12分 に延長。
  2. iPass(一卡通)の全面開放: これまで優先改札口のみで対応していた一卡通が、すべての改札口で利用可能 になります。
  3. 公共施設の優待廃止: 台北市が運営する8つの施設(科学教育館、動物園等)で、軍人・公務員・教師向けの入場料優待が廃止されます。
  4. 飼い猫の登録義務化: 台北市に戸籍を持つ飼い主は、飼い猫へのマイクロチップ装着と狂犬病ワクチンの接種を義務付けられます。違反した場合は1万〜5万台湾ドルの過怠金が課されます。
  5. コンビニの騒音測定方法変更: コンビニのドアの電子音(チャイム)の騒音測定を、平均値から最大値に変更。基準を超えると罰金の対象になります。
  6. 学校周辺の禁煙: 台北市内180校の周辺歩道が禁煙場所に指定。違反者は2千〜1万台湾ドルの罰金。
  7. 刑事事件の分流受理: 重大事件は警察分局で集中的に受理し、その他の事件は所轄の派出所で対応します。
  8. 代替役の拡大: 1994年以降生まれの男性は一般代替役(社会奉仕活動等)を申請できるようになります。

🏝️ 金門地区(計1項目)

  • 心身障害者手当の引き上げ: 地元の障害者向け在宅生活手当が引き上げられます。障害の程度により2,500元〜4,500元となります。
    • 軽度:月 2,500 元
    • 中度:月 3,000 元
    • 重度:月 3,500 元
    • 極重度:月 4,500 元迫