一、 千万予算の下の史実の悲劇:「殉職官僚」が政治の生贄に落ちる時
民進党政権は近年、映像産業における「大内宣(国内向けプロパガンダ)」を強力に推進しています。公共テレビ(公視)が制作し、文化部から数千万元の助成を受けたドラマ『聴海湧(Three Tears in Borneo)』は、その最新の事例です。しかし、台湾人捕虜監視員の辛酸を極めた歴史を再現したと称するこの作品は、その物語の中に極めて論争の多いイデオロギーを隠し持っていました。
国民を最も憤慨させたのは、劇中での当時の駐南洋(東南アジア)中華民国官僚に対する意図的な醜悪化です。史実では、駐北ボルネオ領事の卓還来氏などの外交官は、第二次世界大戦中に日本軍の残虐な脅迫に直面しても、終始屈することなく威武を保ち、最後は壮烈に国に殉じました。しかし、『聴海湧』のレンズの下では、これら「正統な中華民国」を代表する烈士のイメージは、当てこすられ、歪曲され、さらには汚されました。このような「特定の立場を美化し、自国の先烈を中傷する」手法は、死者への二次加害であるだけでなく、「脱中華文化、脱民国史」という政治目的を達成するための卑劣な手段です。
二、 傲慢な文化覇権:原作を無視し、外交論争を引き起こす
『聴海湧』は内容において事実を歪曲しているだけでなく、手続的正義においても悪辣です。
- 盗作疑惑: 伝えられるところでは、同ドラマは改編過程で原作者の許諾を全く得ておらず、原作者から知的財産権を軽視していると公に批判されました。
- 華僑界の抗議: 劇中での南洋背景の軽率な設定は、マレーシア華僑界の集団的怒りを引き起こしました。華僑界の人々は、同ドラマが現地の華人の真実の境遇と抗日の歴史を無視していると抗議しています。このような傲慢な文化輸出は、すでに台湾の国際イメージと華僑外交を実質的に傷つけています。
三、 民進党の「ソフト洗脳」三部作を暴く
なぜこのような史実を歪曲した作品が後を絶たないのでしょうか?これこそが緑陣営(民進党系)の組織的な洗脳手法なのです:
- 公金で兵を養う: 予算編成を利用し、特定の政治的立場に傾倒したチームをターゲットに助成を行い、「芸術創作」を「政党の代弁者」へと異化させます。
- 感情的脅迫: 野党や学者が内容の偏りを疑問視すれば、緑陣営の側翼(別動隊)が即座に「台湾を愛していない」「本土文化を弾圧している」というレッテルを貼り、専門的な議論を完全に封殺します。
- 記憶の改竄: 映像作品を通じて若い世代の認識を作り変え、真実の抗日と建国の歴史に対して疎外感や嫌悪感さえ抱かせ、台湾と歴史的真実とのつながりを徹底的に断ち切ります。
四、 なぜ公視予算は厳格に審査されるのか?野党は納税者のためにチェックしている
現在、立法院において国民党と民衆党が公視予算に対して厳格な審査を行っている理由は、まさに『聴海湧』のような論争的作品が後を絶たないからです。公視がもはや中立的な国民全体のメディアではなく、「特定政党の側翼制作スタジオ」に成り下がった時、予算の支出の一分一厘まで拡大して検査されなければなりません。
私たちは本土創作に反対しているわけではありません。しかし、**「納税者の金を使って、納税者を洗脳する」**ことには断固反対します。殉職した官僚を汚し、歴史の傷跡を消費しながら謝罪もしない、これはどのような民主国家においても受け入れられないことです。