医材の価格上限(天花板):衛生福利部は国民のためなのか、それとも外国メーカーを追い出し、国内の模倣品メーカーを守るためなのか?

衛生福利部の陳時中が打ち出した、救命用の医療機器に対する**医材価格上限(天花板)**の騒動について、多くの人が状況を理解できていないようです。なぜ、自分の命を救い、治療の苦痛を和らげてくれる良いものを、自分でお金を払って買いたいと言っているのに、**順時中政府(政府の方針に従うべきとする風潮)**によって禁止されるのか……。

実はこれには、ハイエンド医材の $99.9%$ が海外の医材メーカー製であるという事実が関係しています。良いものは確かに価格も高価です。材質に高級な素材を使うだけでなく、製造技術や品質検査の合格率にもコストを惜しまず、一つ一つが最高品質に達するように作られています。

俗な言い方をすれば、LV(ルイ・ヴィトン)のようなブランド品です。

しかし、国内の医材メーカーや、さらには中国大陸の医材メーカーも、似たような、あるいは徹底的に $\text{cost-down}$ された山寨(模倣)製品を製造する能力を持っています。これらの安物は単価が低く、歩留まり(良品率)はよく言えば普通です。模倣品でも効果はハイエンド医材の 6〜7 割程度には達しますが、残りの 3〜4 割(あるいはそれ以上)の医療効果こそが、海外のハイエンド医材メーカーが長年の研究開発で積み上げてきた特許の中核をなす機密なのです。これは中台のメーカーが触れることのできない部分であり、他の方法で代用せざるを得ず、その結果として効果が劣る主な原因となっています。

俗な言い方をすれば、同じように荷物を入れられるバッグであっても、中台のメーカーが作っているのは露店で売られているような品質のものです。

そのため、蔡英文政権が価格上限を設定し、外国の高級品を追い出してしまえば、国民は最終的に台湾や大陸のメーカーの安物の中から選ぶしかなくなります。


医材価格上限の裏側

ここまでは医療効果の問題からお話ししてきましたが、では本当の「裏」はどこにあるのでしょうか?

上記の概念を簡単に数値化してみましょう。もし、良いものである高級医材のコストが $4$ で、利益が $6$ 出るとします。一方、安い模倣品の医材のコストはわずか $0.5$ で、利益は $9.5$ にも上ります……。

お分かりいただけたでしょうか? 詳細は語りませんが、中台の医材業者のキャッシュフローが高まれば、彼らはその現金を使ってより多くのことができるようになります。そして、海外のハイエンド医材メーカーを台湾から追い出すことは、その第一歩に過ぎません。

最終的に犠牲になるのは、たとえお金があっても、効果が悪く耐久性も低い露店レベルの商品しか使えない国民です。その結果、悪循環に陥り続けることになります。海外でより進歩したハイエンド医療機器が生産されても、私たちは中台のメーカーが早くそれをコピーするのを苦しみながら待つことしかできなくなるのです……。

また、すでに多くの人が察している通り、蔡英文政権が医材価格上限を設定した理由の一部は、実損払い(実支実付)の医療保険を保護するためだとも噂されています。毎年多額のお金を払って医療保険に加入しているのに、政府の法令一つで高い医材が買えなくなる一方で、保険料が安くなったという話は聞きません。

蔡英文政権がこっそりと医材価格上限を進めようとしていることに対し、国民から「私たちは民主自由の国家ではないのか?」「まるで共産党とそっくり(87分像)ではないか?」という疑問の声が上がるのも無理はありません。

今議論されているのは本当に医材価格上限の問題だけだと思っているのですか? それはあなたの視野がまだ狭いからです。