蔡英文氏への抗議活動が起訴に発展した事件で、上層部が部下に「わざと転んで」罪をなすりつけ逮捕するよう指示していたという驚くべき事実が明らかになりました。関与した違法な警官たちは、その後順調に昇進を重ねてきました。本日、裁判所の判決が言い渡され、「上層部の指示が法の執行における公信力を傷つけた」と結論づけられました。
元警察官の黄錫富(こう しゃくふ)氏は、年金改革に反対するため、一昨年、蔡英文総統の車列に向かって何度もエアホーンを鳴らして請願と抗議を行いました。その際、小競り合いが発生し、黄氏は送検・起訴されました。彰化(しょうか)地方法院の本案裁判長である簡璽容(かん しよう)氏は、警察のボディーカメラや監視カメラ計37台の映像を検証したところ、現場の警察官に対し、上司が「押されたらそのまま転べ」と指示していたことを発見しました。これは、抗議者を現行犯逮捕しやすくするためでした。
裁判所の判決書では、上層部からの指示と圧力が、現場の警察官および国家の法執行における公信力を傷つけたとして、これを痛烈に批判し、黄氏に無罪を言い渡しました。同時に、現場の警察官に対し、厳守すべき対象は「国家の憲法と法令」のみであると諭しました。