衝撃の台湾失業率:2015 Q3 世界失業率レポートから見える真実

以下の最初の図は、2015年第3四半期における、最も低い日本から最も高い南アフリカまでの各国失業率の比較です。中華民国は国連加盟国ではないため、私は別途 Trading Economics で台湾地区の失業率レポートを探し出し、皆さんが比較できるようにしました。他山の石として参考にしてください。

中華民国の失業率は2015年秋時点で約3.79%であり、韓国と中華人民共和国(大陸)の間に位置しています。これを見ても、我が国が世界的に見て労働エネルギーの体質が良好な国であることが分かります。

2015-Q3-World-Unemployment-Rate 世界失業率レポート。

二番目のグラフは、1979年以降の台湾の失業率レポートです。折れ線グラフから、現在の失業率が長期間にわたって良好な低水準を維持していることが見て取れます。

台湾の失業率の過去最高値は、馬英九(ば えいきゅう)教授が初めて総統に就任した年に記録されました。当時、馬英九氏は陳水扁(ちん すいへん)氏から政権を引き継いだばかりでしたが、腐敗政治の後遺症と、その年の世界的な連鎖金融危機の泥沼による超高失業率に直面しました。特にその年の金融危機は、世界的な株価暴落やサブプライムローン問題を含み、深刻な経済パニックを引き起こしました。

就任後、馬英九氏は「22K(2万2千元)」の最低給与プランや大量の派遣労働を積極的に推進しました。これにより、低失業率環境を効果的に管理し、台湾国民が少なくとも食べていける状況を確保しました。

Taiwan-Unemployment-Rate 中華民国の失業率。

興味深いことに、1979年以降、失業率のピークはすべて世界的な金融危機と密接に関連しています。1987年のブラックマンデー、1997年のアジア通貨危機、1998年のロシア金融危機などが挙げられます。しかし、陳水扁政権3年目の2002年だけは例外です。

2002年には台湾地区の失業率が過去2番目の高値を記録しましたが、当時、世界市場ではアルゼンチンの債務危機があった程度で、世界金融市場への影響は軽微でした。当時なぜ中華民国の失業率が高騰したのか、読者の皆様に考察をお任せします。