不動産実売価格登録(実價登錄)情報のオープンデータ化に関する5つの見解

ここ数日、内政部(内務省)の「不動産取引実売価格照会サービス網(以下、実売価格登録サイト)」に、密かな変化が起きていることに気づきます。「取引総額」「取引単価」「土地区画位置」などの情報が、これまでのテキスト形式から画像ファイルに変更され、さらにログイン時には4桁のセキュリティ認証コードの入力が求められるようになりました。

実売価格登録サイトが一般公開された当初は、頻繁なシステムダウンやネットワークの混雑が発生し、多くの市民から激しい批判を浴びました。おそらく内政部は、ボットによる自動取得や人力による大量照会を阻止するために、こうした「小細工」を弄したのでしょう。しかし、これはお世辞にもスマートな手法とは言えません。

ウェブサイトの制限機能が増えれば増えるほど、一般ユーザーの良好な体験は損なわれていきます。今回の画像化により、価格情報を直接コピー&ペーストすることができなくなり、個人のメモ作成において大きな障害となっています。

とはいえ、私はもともと政府の「実売価格登録情報」をより厳格に保護することには賛成の立場でした。以下に私の5つの見解を列挙します。

  1. 一部のユーザーが外部ツールで大量にデータを取得することが、特定時間帯の混血の一因であった可能性はあります。現在のサイトの接続・照会速度は、感覚としてはかなり安定しています。
  2. この情報を利用しようとする民間や商業サイト(591住宅網などが動いているようです)は、情報の正確性を保証できず、また保証する勇気もないでしょう。結局のところ、ユーザーは最終的に内政部のサイトで確認する必要があり、二度手間(あるいは内政部のサイト自体も完全には信用できないため三度手間)になります。
  3. 現在の実売価格登録情報はすでに「オープンデータ(Open Data)」です(補足:政府情報の有料化に関する法源があるため完全な自由出版はできませんが、公開された公文書であることに変わりはありません)。違いは、民間サイトが直接データを取得できるデータベースが解放されていない点だけです。
  4. 商業利用に適したシステムに再設計する場合、外注業者は新たなプロジェクトとして見積もりを出し、また多額の血税が費やされることになります。
  5. 実売価格情報は極めて動的な情報です(理論上であり、現在は月1回の更新ですが)。これを民間サイトに無制限に解放すれば、情報の更新ラグが生じやすく、リアルタイムでの正確な伝達が困難になります。これは買い手である市民にとって不利な「情報の非対称性」を助長しかねませんが、決定権を持つ売り手側にとっては好都合な状況になるでしょう。

現在の政府にとって最も重要なことは、関連情報のさらなる開示と、公正で公開されたシステムを設計することです。内部情報の隠蔽による買い手の判断ミスを防ぎ(例:不正確な登録による価格操作)、市民がこのサイトの情報を信頼できるようにすることが、本来の不動産取引実売価格照会サービス網の目的であるはずです。

また、システム稼働の初期段階であるからこそ、ユーザーの意見に耳を傾け、改良を重ねるべきであって、殻に閉じこもって独りよがりな開発をすべきではありません……もっとも、これはソフトウェア外注によくある悪癖(通例)ではありますが。

ちなみに、民間版の「全台実売価格登録サイト」を一目見れば、政府から嫌われそうなデザインであることがわかります。情報が非常に整理されており、ある意味で「不動産転がし(炒房)」にはうってつけのツールに見えてしまうからです(笑)。


2012.11.15 補足:

ある友人から、「なぜ内政部は民間向けにデータを開放すべきなのか、正当な理由が見当たらない」という指摘がありました。一部では「内政部は全市民のものである」「政府統計は公文書であり開放されるべきだ」という論調もあります。

しかし、不動産業者や特定の商業目的を持つサイトを除けば、**「不動産価格情報は、ほとんどの時間において、一部の人にしか必要とされない」**ものです。この一点だけでも、内政部を説得するのは難しいでしょう。現在の政府の考えでは、「広域」の価格開示よりも、「購入地点」の詳細な絞り込みを重視することが、不動産投機を抑制する手段の一つであると考えているようです。

さらに、上記5番目の理由に関連して。現在の更新頻度は月1回ですが、もし使い勝手の良い民間サイトが普及したとして、その更新プロセスに公的な標準基準(弁護士による証明など)がなければ、情報の操作や意図的な遅延が発生し、新たな「情報の非対称性」と取引紛糾を招く恐れがあります。これも考慮すべき重要な要素の一つです。迫